うつ病は漢方で治療できる?

元々、漢方では、心と体は一つのシステムであって、どちらか一つが不調を起こすと、もう一方も不調を起こしてしまうと考えられています。
うつ病は心の部分に不調をきたしている状態であり、それに伴って体にまで不調をきたしてしまっているので、漢方でうつ病を治療していくのはとても適しているのです。
しかし、漢方だけで100%改善される訳ではないため、あくまでもサプリメント的な役割として、通院治療や薬物治療を行っていく必要があります。
うつ病の治療薬として使われていて抗うつ剤と相性が良いと言われているのが、「補中益気湯」「十全大補湯」「帰脾湯」という処方です。
うつ病は精神的に落ち込んだり、不安を感じたりするだけでなく、食欲不振になったり、めまいや頭痛などの症状を見せる時もあります。
「釣藤散」や「半夏白朮天麻湯」「苓桂朮甘湯」がうつ病に伴なって発症するめまいや頭痛にも効果があると言われています。
「半夏厚朴湯」はうつ病の漢方治療として一番多く用いられる処方で、先ほどにも述べたような頭痛やめまいなどの身体に出る症状を全般的に改善してくれます。
ただ、病名は同じうつ病だからと言って、これからの漢方が全ての方に効果的だという訳ではありません。
人によって効果の現れ方も違ってくるので、その人の状態によっては別の漢方が処方されることももちろんあるのです。
漢方は病気そのものの治療を行っていくものではなく、免疫力や自己治癒力を高めるためのものです。
漢方だけに頼るのではなく、うつ病の適切な治療を一緒に受ける必要があるでしょう。

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